写真=Dataiku

Dataikuは14日、世界のCIOの84%が、企業内で進むAIエージェントの拡大に対し、IT部門の統制が追い付いていないと認識しているとの調査結果を発表した。AIエージェントのライフサイクル管理や中央集約型のAIガバナンス、投資対効果(ROI)の測定体制にも整備の遅れがみられた。

同調査は、グローバル市場調査会社Harris Pollと共同で実施した「2026年グローバルAI実態報告書:CIOエディション」に基づくもの。7月9日から29日まで、韓国を含む8カ国の大企業のCIO 685人を対象に実施した。

調査によると、CIOの84%は、従業員によるAIエージェントやアプリケーションの開発が、IT部門の管理を上回るペースで進んでいると答えた。83%は標準化されたAIエージェントのライフサイクル管理体制を備えておらず、60%は中央集約型のAIガバナンス体制が未整備だと回答した。

AI投資の成果測定でも課題が浮き彫りになった。CIOの76%は、全体または大半のAIプロジェクトで、十分に整備されたROI測定体制がないと答えた。すべてのAIエージェントについて、運用面と事業面の成果を継続的に測定しているとの回答は28%にとどまった。

AI投資の成果を求める経営層の圧力も強い。CIOの88%は、AIの成果が自身の職業的評価やキャリアに影響するとみており、76%は2027年末までに測定可能な成果を示せなければ、自身の役割が脅かされる可能性があると答えた。

韓国の回答者に限ると、87%がAIエージェント拡大のスピードにIT組織が追い付いていないと回答した。全体または大半のAIプロジェクトで十分なROI測定体制を備えているとの回答は15%にとどまった。

Dataikuのフロリアン・ドゥエトCEOは、「重要なのはAIエージェントの自律性だけではなく、管理と統制の仕組みだ」としたうえで、「信頼できる統制こそが、持続的なAI成果創出の中核になる」と述べた。

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