XRPは、10月末に控える米連邦公開市場委員会(FOMC)とRippleの年次イベント「Ripple Swell 2026」を前に、上値の重い展開が続いている。市場では1.4450〜1.4510ドルが当面の重要な上値抵抗帯とみられており、ここを突破できなければ1.3812ドル、1.3189ドル、さらに1.2468ドルまで下値余地が広がる可能性がある。
13日付のブロックチェーンメディアDecryptによると、XRPは1.40ドル前後で直近安値からの反発を試している。ただ、4時間足ではなお売りが優勢とされる。
注目が集まるのは10月最終週だ。27〜28日にFOMCが開かれ、27〜29日にはニューヨークのハドソンヤーズで「Ripple Swell 2026」が開催される。いずれも投資家心理を左右し得るイベントだが、それまでの間は売り圧力が相場の重しになるとの見方が出ている。
テクニカル面では、1.4450〜1.4510ドルが重要なレジスタンスとして意識されている。XRPは21期間指数移動平均線(EMA)が位置する1.4153ドル、55期間EMAが位置する1.4508ドルをいずれも下回って推移している。
また、先週1.4458ドルで確認された弱気転換のシグナルも継続中とされる。1.44〜1.45ドル帯には55期間EMAも重なっており、上値の重さを強めている。
XRPは先週付けた安値1.3189ドルから持ち直したものの、直前高値の1.531ドルには届いていない。買いが上値抵抗帯を突破できなければ、戻りを試した後に再び下落基調に転じる可能性がある。
一方で、4時間足の終値で1.4510ドルを明確に上回れば、55期間EMAを回復し、短期的な弱気シナリオが後退する余地もある。それまでは、レジスタンス接近局面で新規のショートや売り増しが出やすい地合いとみられる。
マクロ環境も重荷となっている。Fedは9月16日に政策金利を3.75〜4%へ引き上げており、市場は10月27〜28日の会合で追加利上げの有無を見極めようとしている。
「Ripple Swell 2026」は、機関投資家向けのSwellと、開発者向けイベント「XRPL Apex」を初めて統合して開く。主なテーマはXRP ETF、トークン化、機関決済、XRP Ledgerの今後の発展方向だ。
米国の現物XRP ETFで日次の純流入が確認されたことは、XRP連動型の投資商品に対する機関需要が続いていることを示している。ただ、こうした期待が相場反転につながるには、まず短期のレジスタンス突破が前提となる。
年初来の騰落率では、XRPは17.6%下落した。Bitcoinは3.5%安、Ethereumは9.5%安で、XRPの下落率が相対的に大きい。時価総額は約884億ドルと、暗号資産市場全体の約3.1%を占めるものの、主要資産に比べて売り圧力の強さが目立つ。
ボラティリティ指標も、値動きの上値が限られやすいことを示唆している。平均真の値幅(ATR)は0.0227で、上側のボラティリティバンドは1.4493ドル近辺に位置する。この水準は、弱気転換の起点とされる1.4458ドルに近く、レジスタンス帯としての重要性を裏付けている。
下値の目安としては、まず1.3812ドルが意識される。ここを下抜ければ、先週安値の1.3189ドルが次の下値メドとなる。さらに売りが加速した場合は、今回の分析で最も低い水準とされる1.2468ドルまで下落する可能性もある。
当面の焦点は、FOMCと「Ripple Swell 2026」を前に、XRPが1.4450〜1.4510ドルのレジスタンス帯を突破できるかどうかだ。現時点では、弱気のテクニカル要因と金利を巡る不透明感が重なり、売り優勢の局面が続いている。