Nasdaqに上場したXRPNの最終的な株主構成が明らかになった。米証券取引委員会(SEC)に提出された8-Kによると、Ripple共同創業者のクリス・ラルセン氏、Ripple、SBIホールディングスが、XRPを軸とする新たな株主構成の中核を占める。
ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、Evernorth Holdingsは12日、XRPNのNasdaq取引開始直後に新たな8-KをSECに提出した。今回の開示では、従来公表資料にあった技術的な誤りを修正するとともに、アンカー投資家への最終的な配分内容を確定した。
Evernorth Holdingsの資産構成は、XRPを合併後の法人株式と直接交換する現物出資の形で組成された。今回の届け出により、どの投資家にどれだけの持ち分が割り当てられたかが初めて具体的に示された。
個人として最大の保有者となったのはラルセン氏だ。開示資料によれば、同氏は個人および関係会社を通じてクラスA株234万249株を保有する。U.Todayは、同氏を「最大の個人保有者」と位置付け、市場関係者の注目点の1つだとした。
Rippleも大きな持ち分を確保した。クラスA株167万8382株を直接保有するほか、取引スポンサーとともに、追加でクラスA株421万5479株について共同投資権と議決権行使に関する支配権限を持つ。
SBIホールディングスは、戦略投資家の中でも大きな配分を受けた。受領したのはクラスA株943万1914株、クラスC株235万9038株。クラスC株については、総発行数の7.5%に相当する。
マイケル・アーリントン氏が率いるArrington XRP Capitalにも、クラスA株119万9503株が配分された。私募全体では、投資家にクラスA株1528万8001株、クラスC株3139万2746株が割り当てられた。一方、SPACのAmadaの既存個人株主が新たな資本構成で保有するのは、クラスA株の20.5%にとどまる。
株価は上場直後に急騰した後、調整局面に入った。XRPNは合併前まで、SPAC銘柄に多い基準価格の10ドル近辺で推移していたが、9月末に取引成立への期待が高まると投機的な買いが流入し、プレマーケットでは一時48.50ドルまで上昇した。この局面では、テクニカル指標も強い買われ過ぎの水準に達していた。
13日の終値ベースでは、XRPNは高値のほぼ3分の1に当たる17.07ドルまで下落した後、前日比0.95%高で取引を終えた。相対力指数(RSI)は49.92となり、中立圏に戻った。上場直後の急騰が一巡し、今後は実際の運用実績が株価を左右する局面に入りつつあることを示している。
今後の焦点は、新経営陣の資産運用能力に移る。XRPNの評価は、Coinbaseで資産運用ディレクターを務めたヒューゴ・ジャンデスボズ氏が率いる経営陣が、XRP関連資産をどのように管理・運用するかにかかっている。上場後は、初期の期待で形成された価格水準よりも、明らかになった株主構成と運用成果が評価の軸になる見通しだ。