ビットコインは割安圏にあるとの見方が出ている。写真=Shutterstock

ビットコインが長期的な底値圏に入った可能性があるとの見方が浮上している。オンチェーン分析プラットフォームのLookonchainは、Dynamic Rainbow Chartと200週移動平均ヒートマップの2つの長期指標が同時に買いシグナルを示したと指摘した。

13日付のU.Todayによると、Lookonchainはビットコイン価格について、2つの長期指標がそろって底値圏を示していると分析した。過去には、こうしたシグナルの重なりが大型上昇局面に先行して現れたとしている。

足元では、市場の関心がビットコインからより値動きの大きい資産へ移る一方、長期指標はむしろサイクル上の深いボトム圏を示しているという。Lookonchainは、こうした局面が過去のマクロサイクルで大幅上昇の起点になってきたとみている。

相場の長期停滞で個人投資家の関心が薄れる一方、大口投資家は継続的に買い集めを進めているとも説明した。

Dynamic Rainbow Chartは、2012年以降のビットコイン価格の推移を説明してきたべき乗則回帰モデルに基づく指標。モデル精度は94.3%とされる。

現在のビットコイン価格はチャート最下段近辺に位置し、「買い!」と「破格セール」のゾーン境界付近にあるという。一方、次の過熱局面での想定上限は100万ドルを大きく上回る水準として示された。

もう1つの根拠として挙げられたのが、200週移動平均ヒートマップだ。この指標は、4年サイクルの支持線とされる200週移動平均の伸び率を、紫から明るい赤までの色で示す。

現在は再び青色ゾーンに入っており、このシグナルが現れたのはビットコインの歴史で4回しかないという。該当するのは2015年、2018年、2020年、2022年で、いずれも市場心理が極端に悪化していた時期だったとしている。

市場面では、過度な投機やレバレッジの大半が解消されたとの見方が続いている。青色ゾーンへの移行は、システム内の投機的なバブルと過剰レバレッジが洗い流され、市場心理が落ち着きを取り戻しつつあるサインだと分析した。

2つの指標が同じ方向を示していることについてLookonchainは、長期トレンドが短期的なノイズを相当程度吸収した状態を意味するとみている。

こうした中、市場参加者のスタンスの違いも鮮明になっている。個人投資家は明確な方向感を欠く横ばい相場に疲弊している一方、企業はこの停滞局面を活用しているとの分析だ。

Lookonchainは、積立型の分割購入を行う投資家にとって、この「退屈な横ばい」局面が意味のあるタイミングになり得るとみる。青色ゾーンで続く横ばい相場は、新たな上昇トレンドが始まる前に落ち着いてポジションを積み上げる好機だったとしている。

もっとも、今回の分析はあくまで長期指標が示す価格水準に着目したものだ。実際に市場がいつ反発するか、短期的な値動きがどう展開するかは別問題だとしている。

現時点での要点は、ビットコインが大衆の関心からやや外れている一方、長期指標上では過去4回と類似した底打ちシグナルが再び形成されている点にある。

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