量子コンピュータ企業のIonQが、サイバーセキュリティスタートアップElicityを13億ドルで買収する。SiliconANGLEが12日(現地時間)に報じた。
Elicityは、企業ネットワークに接続された機器を自動的に特定・可視化するソフトウェアプラットフォームを提供している。対象は従業員のPCやサーバーにとどまらず、工場のセンサーなども含む。各機器について、メーカーや接続ユーザーといった情報も収集できる。
同社は、こうした情報を基にセキュリティ上の脆弱性を検出する。特に、過剰なアクセス権限が付与された機器の特定を支援するほか、脆弱な機器に対しては、より安全なアクセス・ポリシーを自動生成する。管理者はシミュレーションツールで事前に検証したうえで適用できる。
IonQは買収後、Elicityのプラットフォームに量子関連のセキュリティリスクを検出・是正する機能を追加する計画だ。
IonQのCEO、ニコロ・デ・マシ氏は、「Elicityが持つ実証済みの企業向けポリシー適用能力と構築ノウハウを、当社の量子セキュリティ戦略に生かす」とコメントした。そのうえで、「顧客支援の強化と株主価値の向上につながる、力強い成長基盤になる」と述べた。
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