NFT(写真=Shutterstock)

NFTマーケットプレイスのBlurが、11月にフロントエンドの提供を停止する。暗号資産メディアのThe Blockが12日、報じた。オンチェーンのマーケットプレイス・プロトコルは停止後も継続するという。

The Blockによると、Blurはユーザー向けフロントエンドを閉じる一方、オンチェーンの取引基盤は維持する方針だ。

取引規模は大きく縮小している。The Blockのデータでは、Blurの月間取引高は2023年3月に約14億3000万ドル(約2145億円)でピークに達したが、今年3月には700万ドル(約10億円)を下回った。発表後にはBlurトークンも20%超下落し、0.015ドル前後まで値を下げた。

今回の発表は、Ethereumのレイヤー2であるBlastとAbstractが停止を公表した直後に伝わった。BlastはBlur創業者のティシュン・ロケル(通称パックマン)が立ち上げたプロジェクトで、Blurと同じチームが開発したとされる。ロケルは2023年初めに素性を明かし、「NFT版Binance」を目指す考えを示していた。

Blurは、クリエイターロイヤルティを低く設定する方針で、NFTマーケットプレイス市場の競争を激化させた。この方針は、Bored Ape Yacht Clubを運営するYuga Labsなど、クリエイター側の収益を圧迫したとされる。The Blockは、Blurのインセンティブ偏重の取引モデルが、エアドロップ狙いのファーミングやウォッシュトレード疑惑を招いたとの批判も出ていたと伝えた。

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