Androidスマートフォン 写真=Reve AI

300ドル以下の低価格帯Androidスマートフォンでも、削ってよい要素と削れない要素を見極める必要がある。米ITメディアのEngadgetは13日(現地時間)、外装の高級感よりも、ディスプレイやメモリ、ストレージ、プロセッサ、バッテリー、カメラ、ソフトウェアアップデートの有無を優先して確認すべきだと報じた。

新品でも300ドル以下の選択肢は少なくないが、重要なのは価格の安さそのものではなく、実際の使い勝手だという。何を妥協できて、何を妥協できないかを先に決めておくことが、端末選びでは欠かせないとしている。

例えば、チタンフレームのような外装面の特徴は見送ってもよい一方、メモリ不足や電池持ちの悪さ、カメラ性能や処理性能の低さは避けるべきだと指摘した。Engadgetは、動作にもたつきがある端末では、安さのメリットは薄れるとしている。

最初に見るべき項目として挙げたのはディスプレイだ。サイズは最低でも5.6インチ、できれば6.1インチ前後が、文字入力や動画視聴を含む日常用途では使いやすいとした。

パネルはAMOLEDが望ましく、解像度はHD以上、ピーク輝度は少なくとも1000ニト程度を推奨した。直射日光下でも画面の視認性を確保するためだ。

メモリとストレージの目安も示した。メモリは最低でも6GBが必要で、これを下回ると、マルチタスクや動画再生、軽めのゲームでも動作が鈍くなるおそれがあるという。

モバイルゲームを重視するなら、8GBも検討に値するとした。ストレージは、外部ストレージに対応しない場合、最低でも128GB、余裕を見込むなら256GBが望ましいとしている。容量が不足すれば、すぐに保存領域が逼迫しかねないためだ。

プロセッサは最新の最上位チップである必要はないが、古すぎるものや性能の低いものは避けるべきだとした。採用時期に加え、実際の性能評価もあわせて確認するよう勧めている。

とりわけ、動画視聴やゲームの利用が多いユーザーでは、プロセッサ性能が体感品質を大きく左右するという。

バッテリーとカメラも、低価格機を選ぶうえで外せない項目に挙げた。バッテリー容量は最低4500mAh、現時点では5000mAhをひとつの目安としている。

Engadgetは「通常の使い方でも1日は持つべきだ」と強調した。カメラについては、背面カメラは3200万画素以上がひとつの目安になるとしつつ、画素数よりセンサーサイズの方が重要な場合もあると付け加えた。

より多くの光を取り込めることが、撮影品質全体の向上につながるためだ。前面カメラも、自撮り用途を考慮し、最低1200万画素に加えて適切なセンサーサイズを確認するよう勧めた。

基本機能の有無も確認項目に挙げた。非接触決済に必要なNFCや、イヤフォンやスピーカーの接続安定性に関わる最新Bluetoothへの対応が代表例だ。

旧型モデルを購入する場合は、ソフトウェアアップデートやセキュリティ更新が今後あと何年提供されるかも、必ず確認すべきだとした。

候補としては、Samsung ElectronicsのGalaxy Aシリーズ、Nothing、Motorolaの製品群を挙げた。旧型のGoogle Pixelも条件に合う可能性があるとしている。

例として、Pixel 8aのリファービッシュ品は、足元では300ドルをやや上回るものの、主要な条件をおおむね満たすと紹介した。季節要因による値引きの時期を狙えば、普及価格帯でもミドルレンジ級の仕様を選べる可能性があるとも付け加えた。

最終的には、低価格帯Androidスマートフォン選びは価格そのものより、何を削り、何を優先するかにかかっている。Engadgetは、300ドル前後の製品でも、妥協しにくい機能や仕様を備えた端末は少なくないとしたうえで、安さだけで判断せず、使い勝手とアップデート期間をあわせて見るよう助言している。

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