画像提供=Creallo

Crealloは10月13日、無料のデスクトップ3Dビューア「Creallo Atlas」を公開した。オンラインのカスタム部品製造サービスを手掛ける同社が、設計データの確認から製造検討までを見据えたツールとして投入する。

Crealloによると、Creallo AtlasはCADソフトがなくても、STL、STEP、IGESを含む13種類の3D設計ファイルを開ける。寸法測定、断面確認、形状確認、エラーチェックなどの機能を備える。

3D設計ファイルは、設計部門だけでなく、開発、営業、購買、生産など幅広い部門で活用されている。一方、商用CADは導入コストや習熟負担が大きいという課題がある。無料の3DビューアもWebベースの製品が多く、外部サーバーへのファイルアップロードを前提とするケースがあるため、セキュリティ面を懸念する声もあるとしている。

こうした課題を踏まえ、Creallo Atlasは設計データを製造につなげる用途を意識して開発した。ファイルの確認やメッシュ修正、製造時の概算見積もりの確認といった機能を、ユーザーのPC上で利用できる。対応OSはWindows、macOS、Linux。

Creallo Atlasで確認した製造時の概算見積もりは、実際の製造を検討する際の事前情報として活用できる。製造が必要になった場合は、Crealloを通じてそのまま発注することも可能だ。今後は、エンジニアや製造現場の要件を反映しながら、設計分析と原価予測の高度化を進めるとともに、製品開発や製造工程で使える機能を拡充していく方針としている。

Crealloのキム・ヒジュン代表は「すべてのデジタル設計を実物化するまでの最短ルートをつくることがCrealloの目標だ」としたうえで、「無料3DビューアのCreallo Atlasを起点に、設計ファイルを扱う実務者や製造現場の責任者に向けた機能を継続的に拡充していく」と述べた。

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