LG Uplusの「U+one」ローミングエージェント

LG Uplusは13日、統合顧客プラットフォーム「U+one」のAI検索機能を強化し、対話の中で各種手続きまで完了できる「実行型(Actionable)AIエージェント」へ移行すると発表した。まずは料金支払いとローミング関連機能を高度化し、今後は店舗案内にも対象を広げる。

U+oneは、料金プランの確認や請求・支払い情報の照会、ローミングや付加サービスの申し込みなど、LG Uplusの通信サービスをアプリ上で利用できる統合顧客プラットフォームだ。同社はAIを組み込むことで、情報案内にとどまらず、商品提案から申し込みまでを対話形式で完結できるよう機能拡充を進めている。

8月には「料金支払いエージェント」を公開し、9月には「ローミングエージェント」を導入した。料金支払いエージェントでは、請求額や未納の有無、割引の内訳などを案内する。

利用者が前月より料金が上がった理由を尋ねると、ローミング、付加サービス、小口決済、端末の分割払いなど主な変動要因を分析して説明する。料金の支払いも、別メニューに移ることなく対話の中で進められるという。

ローミングエージェントは、渡航先の国・地域や日程、データ利用傾向を踏まえ、適した商品を提案し、申し込みまで支援する。渡航先や利用期間、想定データ使用量などを入力すると、条件に合ったローミング商品を案内する仕組みだ。

利用者は別画面に移動せず、そのまま対話の中で商品を申し込める。旅行時のヒントや現地での決済情報、加入商品の主な特典の確認、ローミング利用料金の照会にも対応する。

LG Uplusによると、ローミングエージェントで商品提案を受けた利用者の申込転換率は、別画面に誘導する従来のAI検索に比べて約2倍高かった。

同社は2026年10~12月に、利用者の位置情報を基に近隣店舗を案内する「店舗案内エージェント」も導入する予定だ。2027年には、主要な通信サービス全般に対話型エージェントを拡大する方針としている。

反復的な情報入力を減らすほか、多言語対応や音声機能も導入し、外国人利用者やシニア層の利便性向上も図る。長期的には、個別メニューを探さなくても、単一の入力欄から要望を伝えれば、AIが最適なサービス提案から手続き処理まで支援する「AIファーストアプリ」へ発展させる考えだ。

キム・ウォンギLG UplusデジタルCXトライブ長は「U+one AIエージェントの中核は、AIとの対話だけで必要な手続きを簡単かつ便利に終えられるよう支援することにある」と述べた。その上で「料金支払いとローミングを起点に、顧客の悩みを減らし、選びやすさを高める『Simply U+』体験を通信生活全般へ広げていく」と語った。

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