Hecto Financialが、Circle Payments Network(CPN)に続いてOpenUSDエコシステムにも参画し、デジタル資産のグローバル決済・清算分野で事業基盤を広げている。LS証券は、同社が保有する外為ライセンスやクロスボーダーのパートナーネットワーク、銀行振替網を強みに、国内外のステーブルコイン需要を取り込む可能性があるとみている。
LS証券のソン・ユジン研究員は10月13日付のリポートで、Hecto Financialについて「デジタル資産分野での提携拡大を通じ、グローバルな決済・清算ネットワークをいち早く確保している点に注目すべきだ」と評価した。
Hecto Financialは、Circleのグローバル決済ネットワークであるCPNへの参加に続き、最近はOpenUSDエコシステムにも参画した。LS証券は、これにより多様なデジタル資産を決済・清算に活用できる基盤が一段と広がったと分析している。
同証券は、既存の金融インフラも同社の競争力として挙げた。Hecto Financialが確保している外為ライセンス、グローバルなクロスボーダーPSPパートナー網、銀行振替網などは、新規参入企業にとって参入障壁として機能する可能性があるという。
本業の収益性改善も続くとみている。LS証券は、取引構造を補完する新サービスの再開に加え、クロスボーダー清算の顧客層がグローバルコマースから旅行・航空分野へ広がることで、高マージンサービスの構成比が上昇すると予想した。既存加盟店取引の拡大や、簡易現金決済での新規顧客流入も成長要因に挙げた。
業績面では、2026年通期の売上高を2250億ウォンと予想。前年比20%増を見込む。営業利益は260億ウォンで、67%増を見込んでいる。
ソン研究員は「Hecto Financialは既存の金融インフラとグローバルネットワークを併せ持つ」としたうえで、「市場拡大局面では迅速な事業拡張が可能で、企業価値の再評価余地も大きい」と述べた。