Samsung Electronicsの折りたたみスマートフォン新機種3モデルの特徴が明らかになった。ラインアップは、大画面の「Galaxy Z Fold8 Ultra」、コンテンツ視聴を意識した「Galaxy Z Fold8」、携帯性を前面に打ち出した「Galaxy Z Flip8」。外観や持ちやすさを含め、用途ごとの違いを明確にした構成となっている。
Gigazineは11日(現地時間)、3機種の外観と携帯性を確認し、モデルごとの特徴を紹介した。
Samsung Electronicsが8月に発売したのは、横折りタイプのGalaxy Z Fold8 UltraとGalaxy Z Fold8、縦折りタイプのGalaxy Z Flip8だ。3機種とも薄型ボディを採用し、デザイン面の見直しを進めた。折りたたみスマートフォンとしての使い勝手を高める狙いもうかがえる。
最も目を引くのはGalaxy Z Fold8 Ultraだ。展開時のサイズは158.4×143.2×4.1mmで、8インチのディスプレイを搭載する。解像度は2504×2256。画面比率は正方形に近く、重量は217gだ。
Gigazineは、Fold8 Ultraについて、折りたたんだ状態でも一般的なバータイプのスマートフォンに近い感覚で使えるとみている。大画面を必要に応じて広げて使いつつ、閉じた状態では従来型スマートフォンに近い操作感を意識した設計という見方だ。前面ベゼルを細く抑え、右上にフロントカメラを配置した点も特徴として挙げた。
Galaxy Z Fold8は、画面比率で差別化を図ったモデルだ。展開時のサイズは123.8×161.4×4.5mm。7.6インチのディスプレイを備え、解像度は2448×1848、画面比率は4:3となる。Fold8 Ultraよりも長方形に近いパネルを採用し、重量は204gだ。
Gigazineは、Fold8の画面について、動画や写真などのコンテンツ閲覧に向く印象だと紹介した。折りたたんだ際の縦方向が比較的短く、細長いスマートフォンよりも握りやすい形状を好むユーザーにとって、有力な選択肢になり得るとしている。
背面デザインは、2つのFoldモデルともカメラモジュールと外部ディスプレイを組み合わせた構成だ。カメラの張り出しは、Fold8 Ultraが本体背面から約3mmで、レンズ部はさらに約2mm突き出る。Fold8も本体側の張り出しは2mm台で、レンズ部が約2mm加わる形だ。ヒンジにはSamsungのロゴを刻印した。
Galaxy Z Flip8は、携帯性を重視したモデルとして位置付けられる。展開時は一般的なスマートフォンに近い形状で、Gigazineは、開閉に伴う折り目も目立ちにくく、通常のスマートフォンに近い印象だと評価した。重量は182gで、3機種の中で最も軽い。
本体上部には通気口とマイク穴、下部にはUSB Type-Cポートを備える。右側面には指紋認証一体型の電源ボタンと音量ボタンを配置した。背面上部にはカメラとサブディスプレイを搭載し、サブディスプレイは通知の確認や撮影時のプレビューに使えるという。
一方、Gigazineはサブディスプレイについて、ゲーム用途にはあまり向かないとみている。Flip8は折りたたむと小型になり、ポケットにも収めやすいことから、持ち運びやすさを重視する層を意識したモデルといえそうだ。
3機種はいずれも折りたたみスマートフォンだが、訴求ポイントは明確に分かれる。Fold8 Ultraは8インチの大画面と薄さ、Fold8は4:3の画面比率による視聴のしやすさ、Flip8は折りたたみ時のコンパクトさとサブディスプレイによる手軽さが特徴だ。
今回の評価は、外観と携帯性を中心とした初期チェックに当たる。Gigazineは今後、3機種の性能面についても確認を進める予定だとしている。