画像=Cardano(ADA)

Cardano(ADA)に、長期の下落チャネル内で反転を示唆するテクニカルパターンが現れている。中期的な方向感を占ううえでは、チャネル上限を明確に上抜けられるかがポイントとなる。

The Crypto Basicによると、TradingViewのアナリスト、アクバル・カリムズペ氏は10日、ADAの週足チャートで大きな強気パターンが形成されつつあると指摘した。上側のトレンドラインを突破できれば、再び大幅上昇に向かう可能性があるという。

ADAは2021年の高値以降、下落チャネルの中で推移している。チャネル上限は切り下がる一方、下限は重要な支持帯として機能してきた。足元では、この上限を突破できるかどうかが相場の分かれ目として意識されている。

カリムズペ氏は、現在の値動きの後にチャネル上限を上抜ければ、次の上昇局面につながる可能性があるとみている。

今回の見方が注目されるのは、過去にも似たチャートパターンが確認されていたためだ。同氏は、以前に逆ヘッド・アンド・ショルダー形成後、およそ1600%の上昇が続いた局面があったと指摘。今回も同様の形状が再現されれば、長期の下落トレンド反転のきっかけになり得るとしている。

価格目標も示された。分析時点でADAは0.2558ドル前後で推移しており、依然として下落チャネル内にある。上抜けが確認されれば、0.3875ドル、0.5627ドルが主な上値目標になるという。

一方で、チャネル内の推移が続く限り、中長期の弱気基調は崩れない。市場が本格的な強気転換を織り込むには、まずチャネル上限の突破が必要との見方だ。

下値の重要水準として挙げられたのが0.1119ドルだ。同氏はこの水準をパターン下限に当たる重要支持線と位置付けており、ここを割り込めば現在の強気シナリオは無効となり、下落リスクが高まる可能性があるとみている。

ADAがチャネル内で持ちこたえたうえで、上限を明確に突破して初めて、上昇シナリオに弾みがつくというのが同氏の見立てだ。

別のアナリストも、同様の見方を示している。Crypto Crew Universityは、ADAが2023年に200%超の上昇局面へ入る前に見せたテクニカル構造と、足元の値動きが似ていると主張した。

同アナリストは、月足の相対力指数(RSI)が移動平均線に接近している点にも注目している。RSIがこの平均線を上抜ければ買いシグナルになり得るとし、フィボナッチ移動平均バンドは利益確定水準を探る目安になると付け加えた。

実際、ADAは2023年6月の約0.23ドルから2024年3月には0.81ドルまで上昇している。大型アルトコイン相場が明確ではなかった局面でも上昇した経緯があることから、今回もテクニカル反発が再現されるかに関心が集まっている。

もっとも、現時点で強気シグナルが確認されたわけではない。RSIは主要移動平均線に近づいているが、まだ上抜けておらず、価格も下落チャネル上限を超えていない。次の方向性は、上抜けの成否と0.1119ドルの支持線を維持できるかに左右されそうだ。

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