XRP(写真=Shutterstock)

XRPが50週指数移動平均線(EMA)を再び下回り、相場は軟調に推移している。一方で、足元の値動きは2022年の底打ち局面と似たパターンを描いているとの見方も出ており、50週EMAを回復できるかが当面の焦点となっている。

The Crypto Basicが9日(現地時間)に報じたところによると、XRPは1.52ドルの回復に失敗した後、弱含みの展開が続いている。足元では、より低い水準で新たなサポートを探る動きに入っている。

アナリストのチャートナードは、XRPが50週EMAで上値を抑えられたことで、追加的な下押し圧力がかかっていると分析する。足元のXRPは1.40ドル前後で推移し、直近24時間では約0.90%下落、1週間では約7%下げた。先週つけた1.5222ドルからは下げ幅が広がっている。

市場の注目は、1.52ドルと50週EMAの水準に集まっている。チャートナードはこれまで1.52ドルを重要な節目と位置付けてきたが、XRPがこの価格帯を上回れない限り、目先は下落基調が続く可能性があると警戒感を示した。今後数カ月は一段安の可能性もあり、第4四半期は新たなレンジ形成に時間を要する公算が大きいとしている。

ただ、チャートナードは現局面を一方的な弱気シグナルとは見ていない。XRPが50週EMAの下で安値を切り上げている点に注目し、この構造は2022年に見られた底打ちパターンと類似すると評価した。当時も、この形状は必ずしも弱気を意味せず、むしろ前向きな兆候になり得ると指摘していた。

直近のチャートでも、2022年と2026年の値動きには共通点があるという。いずれの局面でも、XRPは下向きの50週EMAを下回った後、より高い安値を形成し始めた。2022年はその後、大幅な上昇につながったが、今回はまだ同様の反転確認シグナルが出ていない点が相違点だとしている。

チャートナードは、今後の方向感を見極めるうえでも50週EMAが分岐点になるとみる。XRPがこの水準を回復すれば見通しは改善し、従来示していた1.80~2ドルの目標水準も再び視野に入る可能性があるという。

別のアナリストも主要なレジスタンスラインを示している。アリ・マルティネズは、長期的な上昇余地を残しつつも、トレンド転換を確認するには月足終値で3.66ドルを上回る必要があると指摘した。この条件を満たせば、9.49ドル、さらに31.87ドルまで上値余地が広がる可能性があるとしている。

ピーター・ブラントは、逆ヘッド・アンド・ショルダーを根拠に2.16ドルの可能性を示した。ただし、1.60ドル台半ばから3ドル超の水準にかけては、強いレジスタンスと売り圧力が控えていると警告している。

短期的な焦点は明確だ。XRPが50週EMAの下で調整局面を長引かせるのか、それとも主要な抵抗線を回復し、2022年時のような反発シグナルを示すのか。今後の値動きは、この分岐点を越えられるかどうかに左右されそうだ。

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