Nikon Z5 II 写真=Nikon

NikonとFujifilmは2026年、新製品投入を積極化していないものの、既存の主力モデルはなお高い競争力を保っている。新機種の投入ペースが鈍いからといって、技術力や製品完成度の低下に直結するわけではないとの見方が出ている。

TechRadarが11日に報じたところによると、SonyとCanonは相次いで新製品を投入し、市場攻勢を強めている。SonyはA7 V、A7R VI、RX10 Vを発売し、CanonはEOS R6 Mark IIIとEOS R8 Mark IIを発表した。

一方、Fujifilmは今年に入ってから新たなミラーレスカメラを投入していない。Nikonも先月、ファインダーレス仕様のZ5IICを発表するまで、新製品の動きは限定的だった。

Nikonは昨年、Z5 IIと動画特化モデルのZRを投入して以降、完全な新型ミラーレス機をまだ投入していない。Fujifilmについても、次世代機X-T6は9月発売観測が出ていたものの、現時点では正式発表されていない。このため、一部のカメラ愛好家の間では新製品投入の遅れに不満の声も上がっている。

ただ、TechRadarは現行製品の完成度は依然として高いと評価した。代表例として挙げたのがNikon Z5 IIで、同機について、エントリー向けフルフレームの新たな基準を示したと評している。

また、Canonが最近発表したEOS R8 Mark IIは、デザインや手ブレ補正機能に改良を加えたものの、総合力ではZ5 IIを上回れなかったと分析した。

2023年発売のNikon Z8についても、プロ向けフルフレーム市場で依然として競争力を維持しているとした。Fujifilmでは、2022年発売のX-T5が4020万画素のAPS-Cセンサーとボディ内手ブレ補正を備え、今なお有力な選択肢に挙げられると評価した。

TechRadarは、カメラ製品のライフサイクルは想像以上に長いと指摘する。新製品投入が遅れても、既存製品の性能が十分であれば、メーカーの競争力がすぐに低下するわけではないという見方だ。

今後、FujifilmがX-T6を投入した場合でも、完成度の高いX-T5からどこまで進化を示せるかが焦点になるとみている。

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