写真=インターネット速度の表記で使われる「Mbps」と「MB/s」は、似ていても意味が異なる

インターネット回線の契約速度と、実際のファイルダウンロード速度が一致しないように見えるのは、「Mbps」と「MB/s」が別の単位だからだ。両者の違いを理解すれば、回線速度の見方やダウンロード時間の目安をつかみやすくなる。

米ITメディアEngadgetが11日(現地時間)に報じたところによると、Mbpsは「Megabits per second(メガビット/秒)」、MB/sは「Megabytes per second(メガバイト/秒)」を指す。違いのポイントは、bitとByteの区別にある。

bitは、コンピュータが情報を扱う最小単位で、0と1で表される。一方、1Byteは8bitで構成される。

このため、1MB/sは8Mbpsに相当する。表記上も、小文字の「b」はbit、大文字の「B」はByteを意味する。

Mbpsは主に、インターネット回線のダウンロード速度やアップロード速度の表示に使われる。米連邦通信委員会(FCC)は、高速ブロードバンドの基準をダウンロード100Mbps、アップロード20Mbpsとしている。

速度測定サービスを手がけるOoklaによれば、8月の米国における固定ブロードバンドの速度中央値は、ダウンロードが約307Mbps、アップロードが約64Mbpsだった。FCCが2015年に示したダウンロード基準は25Mbpsで、現在の基準はその4倍に引き上げられている。

一方のMB/sは、ファイルのダウンロードやストレージ間のデータ移動速度を示す際によく使われる。写真や動画、ゲームファイルなどの容量表示に使われるMBやGBと合わせて見れば、転送にかかる時間も計算しやすい。

換算方法はシンプルだ。MbpsをMB/sに直す場合は8で割り、MB/sをMbpsに換算する場合は8を掛ける。例えば100Mbpsの回線なら、理論値では毎秒12.5MB相当を転送できる計算になる。

もっとも、実際のダウンロード速度はサーバの性能や通信の混雑状況、Wi-Fi環境などに左右される。単純な数値換算による理論値と、実測ベースの実効速度は分けて考える必要がある。

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