Cardano(ADA)が過去の上昇パターンを繰り返した場合、1000%を超える上昇を経て史上最高値圏を回復する可能性があるとの見方が出ている。
ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が9日(現地時間)に報じたところによると、Trading Bureauのアナリストであるジョーダン氏は、最近の分析でADAを次のアルトコインシーズンを主導し得る有力銘柄の一つに挙げた。
同氏は、Cardanoが長期の開発期間を経た後に価格を大きく伸ばした過去の局面に注目。足元のもみ合いも、大幅上昇に先立って見られた過去の値動きと似ているとして、リスク・リターンの観点から魅力的な水準にあると評価した。あわせてフィボナッチ拡張に基づく上値目標も示したが、到達時期には言及していない。
強気見通しの背景としては、技術基盤、コミュニティ、継続的な開発体制を挙げた。Cardanoのエコシステムはすでに一定の基盤を築いており、コミュニティの活動と開発の継続が中長期の成長を支える可能性があると説明した。
流通構造や市場での位置付けについても前向きな見方を示した。分析時点でCardanoの時価総額は約100億ドル(約1兆5000億円)。最大供給量450億ADAのうち約80%がすでに流通しているという。同氏は、次の上昇局面でアルトコイン市場に資金が流入した場合、こうした基盤がCardanoに追い風になる可能性があるとみている。
足元の値動きは反発と調整が交錯している。ADAは日次ベースで0.2398ドルとなり、24時間で5.45%下落した一方、1カ月前比では8.5%上昇した。6月の安値0.1378ドルから、その週には一時0.28ドルまで上昇したが、その後は上げ幅を一部縮小した。
今後の焦点は、主要なレジスタンスラインの突破と買い圧力の維持だ。市場では、ADAが1ドルを回復し、2021年の史上最高値(ATH)に再挑戦するとの期待も出ている。足元の水準が0.24ドル前後であることを踏まえると、3.10ドルまで上昇した場合の上昇率は約1192%となる。
もっとも、この試算は過去の高値圏回復を前提としたものだ。ジョーダン氏は、ADAが重要なレジスタンスを上抜けた後も強い買い圧力を維持する必要があると指摘。その条件が満たされれば、次のアルトコインシーズンで有力候補の一つになり得るとの見方を示した。
今回の分析では、単なる価格予測にとどまらず、Cardanoの開発継続性、エコシステム、流通構造をあわせて評価材料とした点が注目される。価格チャートだけでなく、ネットワークの基盤も含めて将来性を見極めようとする見方といえそうだ。