Xbox Series Sは、Xbox Series Xより250ドル安いデジタル専用モデルとして展開されている。両機種はディスクドライブの有無だけでなく、保存容量や描画性能、4K対応などにも違いがある。どちらを選ぶべきか、主な仕様差を整理した。
10月11日付のEngadgetによれば、Xbox Series Sの開始価格は500ドル(約7万5000円)、Xbox Series Xは750ドル(約11万2500円)。価格差は250ドルとなる。
家庭用ゲーム機市場では、発売から時間がたっても値下がりしにくい傾向が続いている。Xboxの現行ラインアップも発売から約6年が経過したが、足元では値上げが実施された。
PlayStation 5もこの1年で2回値上げされ、Nintendo Switch 2も2026年に価格が引き上げられた。背景には、世界的なコンピュータメモリ(RAM)不足と価格高騰、いわゆる「ラムマゲドン」があるとされる。
Series SとSeries Xの最も大きな違いは、ディスクドライブの有無だ。Series Sは光学ドライブを搭載しないデジタル専用機となっている。
一方、Series Xにも光学ドライブ非搭載モデルがある。ただ、通常のSeries Xとの差額は50ドル(約7500円)にとどまり、その他のハードウェア仕様は共通だ。
保存容量にも差がある。Series Sの標準モデルは512GBで、1TBモデルを選ぶ場合は100ドル(約1万5000円)の追加費用がかかる。
Series Xの標準ストレージは1TB。2TBモデルも投入されたが、2TBモデルはMicrosoftが2026年に販売を終了した。いずれの機種も、背面の拡張カードで容量を増やせる。
処理性能の差も大きい。Series Xは12TFLOPSで4K表示を想定するのに対し、Series Sは約4TFLOPSで、多くのゲームで最大1440p表示をサポートする。両機種とも最大120fpsに対応する。
CPUはいずれもAMD Zen 2ベースのカスタム設計だが、Series Xの方が動作クロックは高い。GPUもAMD RDNA 2ベースで、Series Xは52基、Series Sは20基のコンピュートユニット(CU)を搭載する。
メモリ構成も異なる。Series Xは16GBのRAMを搭載し、このうち10GBは毎秒560GB、残る6GBは毎秒336GBの帯域幅を備える。
Series Sは合計10GBのRAMを搭載し、8GBが毎秒224GB、残る2GBが毎秒56GBの帯域幅に対応する。
どちらを選ぶかは、ゲームの遊び方で変わる。パッケージ版を購入せず、Game Pass中心で遊ぶのであれば、Series Sでディスクドライブがないことは大きな弱点にならない可能性がある。Series SはSeries Xより本体サイズも小さく、設置しやすい点も利点だ。
一方、ディスク版の値引き販売を利用したい場合や、パッケージ版を所有したい場合はSeries Xが向く。4K表示が必須ではなく、高い描画負荷のゲームを頻繁に遊ばないのであれば、Series Sでも十分対応できる。
次世代機を待つという選択肢もある。Microsoftは、2027年に「Project Helix」関連ハードのアルファ版を開発者向けに提供する計画だ。最終製品の発売は、それより少なくとも1年後になる可能性がある。