写真=KakaoBank

KakaoBankは12日、在留外国人向けの金融サービスを拡充し、口座開設からカード、海外送金までをアプリ上で利用できるようにしたと明らかにした。店舗に行かずに口座を開設できるほか、多言語対応や専用認証も導入した。来年には預金、オープンバンキング、ローン比較サービスにも対象を広げる計画だ。

同社は同日、外国人向けサービスに関する説明会を開き、外国人向け口座、デビットカード、海外送金、多言語相談を含む新たなサービス内容を公開した。

柱となるのは、在留外国人の非対面での金融アクセスを高める点だ。外国人向け口座は、中国やベトナムを含む約200の国・地域出身で、満19歳以上の外国人が利用できる。追加審査が不要な場合、アプリから最短約5分で口座開設が完了する。

在職証明書、給与明細、居住者証明書などの必要書類もアプリ上で提出できる。外国人向けのセルフィー認証と公的マイデータ連携を導入し、氏名、国籍、住所、職業などの入力・確認手順を簡素化した。

ビザ延長などで必要となる残高証明書や取引明細書も、アプリから発行できる。口座残高はウォン建てに加え、9通貨換算でも確認できるようにした。

振込手数料とATMの入出金手数料は、国内顧客と同様、条件なしで無料とする。外国人顧客も「モイム通帳」とパーキング口座の「セイフボックス」を利用でき、外国人向け口座は1人当たり最大2口座まで開設可能だ。

カードサービスも国内顧客向けと同水準に広げる。外国人顧客には国内専用の「フレンズ・チェックカード」を発行し、既存顧客と同じキャッシュバック特典を提供する。年末には、海外決済に対応したデビットカードも追加する予定だ。

このほか、Shinhan Cardと提携した「KakaoBank チャックプッ Shinhan Card」と、個人事業主向け提携クレジットカードの申し込みにも対応する。複数カードの特典を比較して申し込める「クレジットカード特典比較」サービスも、外国人顧客向けに提供する。

海外送金ではHanpassと提携し、約200カ国・地域、50超の通貨に対応する。利用者は別アプリに移ることなく、KakaoBankアプリ内でHanpassの登録手続きを済ませ、そのまま送金できる。米国や中国など主要国向けの送金手数料は無料とする。

海外からKakaoBank口座で送金を受け取る場合も、外国人顧客の受取手数料を条件なしで免除する。アプリ画面にはAI翻訳を導入し、英語、中国語、ベトナム語に対応するほか、英語の個別相談も提供する。2027年には対応言語を7言語に拡大する予定だ。

このほか、外国人の滞在期間管理、専用の顔認証、不正取引検知機能も導入した。既存の国内顧客向けに提供してきた「AIスミッシング文面確認」と「名義盗用予防サービス」も、外国人顧客が利用できるようにした。

KakaoBankは来年、預金、オープンバンキング、ローン比較サービスを追加する計画だ。中長期的には、国内に長期滞在する外国人に加え、訪韓外国人や在外同胞にも対象を広げ、預金、貸出、決済分野までサービスを拡大する方針としている。

ペ・ジョンホKakaoBank外国人顧客担当責任者は「国内顧客が利用してきた非対面金融と各種特典を、外国人顧客にも提供することが目標だ」と述べたうえで、「今後も商品ポートフォリオを継続的に拡充していく」と話した。

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