XRP(写真=Shutterstock)

XRPは急落後に反発したものの、調整局面が終わったとみるにはなお早いとの見方が出ている。目先は上値で1.51945ドルを回復して維持できるか、下値で1.37959ドルを割り込むかが分岐点となりそうだ。

The Crypto Basicによると、XRPは10日、1.52ドルから一時1.31ドルまで下落し、約14%下げた。その後は反発に転じ、11日には1.40ドル前後まで持ち直した。

市場では、この反発が上昇トレンド再開の起点になるのか、それとも追加下落前の一時的な戻りにとどまるのかが焦点となっている。XRPは直近90日で46%上昇し、時価総額は937億ドルまで拡大した。暗号資産市場全体に占める比率は約3.3%。調整前の直近高値は1.6697ドルだった。

足元の焦点は反発の強さそのものより、トレンド転換を確認できるかどうかにある。4時間足では、最近の値動きは調整波動として解釈されており、急伸後の反落は収束までに時間を要する可能性があるという。

このため、XRPが上昇再開に向けた底固めの局面にあるのか、それともより大きなレンジ調整の過程にあるのかが、短期的な見極めのポイントになる。

強気シナリオでは、XRPが調整チャネルを上抜けし、買い戻しの流れを示せるかが重要になる。最初の確認水準として示されたのは1.51945ドル。この水準を明確に上抜けたうえで維持できれば、上昇再開の見方は強まりやすい。

その場合の上値目標としては、1.72964ドル、2.11767ドル、2.39911ドルが挙げられている。一方、1.51945ドルを回復するまでは、調整終了を裏付けるテクニカル面の確認はなお不十分とされた。

弱気シナリオでは、今回の調整がまだ終わっていない可能性が残る。足元の反発も、本格反転ではなく、より大きな調整局面の中での一時的な戻りにすぎないという見方だ。

週足ベースでは、直近高値以降の下落が単なる短期急落にとどまらず、より大きな調整の最終局面に入る可能性があるとの解釈も出ている。

この場合の重要な支持線は1.37959ドルとされる。XRPがこの水準を下回れば、より深い調整に入る可能性が高まる。次の下値メドは1.33098ドルで、下落が広がれば1.10330ドルまで視野に入るという。

さらに0.98427ドルを割り込んだ場合は、より大きな上昇トレンドの構造自体が崩れる可能性もある。ただ、この水準は市場環境が大きく悪化した場合に想定される、より強い弱気シナリオとして位置付けられている。

XRPの方向感は、ビットコインを含む暗号資産市場全体の値動きにも左右される。ビットコインが一段安となれば、XRPのチャートが相対的に底堅く見えていても、下落圧力を受ける可能性がある。

もっとも、すべての暗号資産が下落局面で同じ値動きを示すとは限らない。このため市場では、ビットコインの動向だけでなく、XRP固有の価格構造もあわせて見極める必要があるとしている。

マクロ要因にも注意が必要だ。米連邦準備制度理事会(Fed)が10月27〜28日に開く会合は、金利の方向性を見極める重要日程とされる。CME FedWatchによると、市場は利上げ確率を約17.7%織り込んでいる。

金利が上昇すれば借入コストが高まり、XRPのようなリスク資産には重荷となりやすい。短期的な反発だけで相場の転換を判断するのではなく、主要な価格帯とマクロ環境の変化を見極める局面が続きそうだ。

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