Mitsubishiは、システム最高出力342kW(約459馬力)の高性能EV「ASX VR-e」を発表した。最上位モデルの0-100km/h加速は3.9秒で、最高出力は「Lancer Evolution X FQ-440 MR」の440馬力を上回る。
米Electrekによると、ASX VR-eは台湾Foxconn傘下の自動車メーカーFoxtronとの共同開発車だ。生産はMitsubishiの自社工場ではなく、台湾の裕隆汽車が担当する。
最上位のGSRグレードは、前後にモーターを備えたデュアルモーター4WDを採用する。システム最高出力は342kW、最大トルクは700Nm。バッテリーは57.7kWhのLFP(リン酸鉄リチウムイオン)電池を搭載する。
一方、LS、Aspire、Exceedの各グレードは、最高出力171kW、最大トルク350Nmのシングルモーターを搭載し、後輪駆動を採用する。0-100km/h加速は6.8秒としている。
車両は、イタリアのデザイン会社Pininfarinaが手がけたFoxtron「Model B」をベースとする。空力性能を高めるエアダクトやアクティブグリルシャッターを備え、最大134kWの急速充電に対応する。
ASX VR-eは年末にオーストラリア市場へ投入する予定で、ニュージーランドでも展開する見込みだ。オーストラリアでの販売価格と公式航続距離は明らかにしておらず、北米投入計画も確認されていない。
Mitsubishiは自社開発EVに加え、外部企業との協業も広げている。ASX VR-eは、こうした協業拡大戦略の一環に位置付けられそうだ。