XRPが1.30〜1.59ドルのレンジ圏でもみ合い、過去と似た長期の横ばい局面に入った可能性が指摘されている。ブロックチェーンメディアのU.Todayが10日(現地時間)、こうした見方を報じた。
週足チャートでは、ボリンジャーバンドが大きく収縮している。市場では、XRPが再び大規模な蓄積局面に入る兆しだとの見方が出ている。
分析の軸となっているのは、XRPが繰り返してきた4年周期の値動きだ。XRPは2018年9月〜2020年11月、2022年9月〜2024年11月に、それぞれ約2年にわたる停滞局面を経験した。2026年10月時点のチャートも、同様のパターンを3度目として繰り返しているように映るという。
外部環境が変化しても、相場の構造そのものは大きく変わっていないとの指摘もある。足元の価格帯は、レバレッジをかけたポジションにとって不利な「罠」になっているという見方だ。
市場構造にも、これまでとは異なる重しがある。CoinGlassによると、XRPの未決済建玉は約31億ドルと、過去最高水準に迫っている。これまでの停滞局面では資金が市場外に流出する場面が多かったが、今回はレンジ内に流動性が過度に積み上がっている点が特徴だという。
もっとも、待機マネーがあるにもかかわらず、値動きは鈍い。相対力指数(RSI)は44にとどまり、相場に明確なモメンタムが欠けていることを示唆している。
実際の値幅は狭く、相場の反応は速い。売り方が下値支持帯とされる1.30〜1.34ドルを割り込ませようとしても、すぐに買いが入り、ショートカバーが発生する。一方で、買い方が1.50ドル超で上放れを試みても、厚い売り注文に阻まれ、上抜けはたびたび失敗しているという。
このため、足元のレンジ相場は上昇、下落のいずれを狙う投資家にとっても不利な地合いとみられている。分析では、収縮するボリンジャーバンドが売り手・買い手双方の証拠金をじわじわ削る構図を生んでいるとする。どちらも主導権を握れないまま、短期的な値動きが損切り注文を繰り返し巻き込む形だ。
今後の焦点は、このボックス圏を崩す外部材料が現れるかどうかにある。明確な材料が出るまでは、XRPはテクニカル面の制約から抜け出しにくく、損切り注文が集まりやすい水準にとどまる可能性があるという。現在の横ばい相場は長期投資家の忍耐を試す一方、記録的な未決済建玉をこの価格帯の「罠」のなかで徐々に消耗させる展開につながる可能性があるとしている。