XRP 写真=Shutterstock

XRPは短期安値から持ち直し、1.40ドル台を回復した。ただ、BinanceとBybitではスマートマネー心理が「極端な弱気」水準まで悪化しており、足元の反発が続くかどうかはなお不透明だ。

The Crypto Basicが10月10日に伝えたところによると、CoinGlassの指標ではBinanceとBybitの両取引所のスマートマネー関連指標が悪化しており、市場では戻りの持続性に対する警戒が強まっている。

XRPは6日に1.52ドルを付けた後、8日には一時1.31ドルまで下落した。その後は買い戻しが入り、1.4075ドルまで上昇。4時間足では陽線が4本連続となり、短期的な反発基調を示した。

もっとも、デリバティブ市場における大口資金のスタンスはなお慎重だ。BinanceとBybitのスマートマネー心理はともに極端な弱気水準に低下した。主要デリバティブ取引所では、OKXのみが中立水準を維持した。

取引所ごとの投資家動向にもばらつきがみられた。Binanceでは個人投資家のロング・ショート比率が2.41となり強気圏に入ったほか、クジラ口座も2.82と一段と強気に傾いた。クジラ保有ポジションも1.82で、強気を維持している。

OKXでは個人投資家のロング・ショート比率が3.06と極端な強気を記録した。一方、クジラ口座は0.92で中立に近く、クジラ保有ポジションは0.37まで低下し、極端な弱気に分類された。Bybitでも個人投資家とクジラ口座の比率はそれぞれ3.80、3.78と高水準だったが、クジラ保有ポジションは0.97と中立圏にとどまった。

先物市場では売りがやや優勢だった。直近24時間のショートのテイカー出来高は11億8000万ドルで、全体の52.23%を占めた。ロングのテイカー出来高は10億8000万ドルで47.77%。差は大きくないものの、足元ではショート側が優位な構図だ。こうした動きは、BinanceとBybitで確認されたスマートマネー指標の弱気シグナルとも重なる。

テクニカル面では、反発材料と警戒シグナルが併存している。XRPは6日から8日にかけての調整局面で形成した下降チャネルの上限を再び上抜けた。この水準を維持できれば、上昇余地が広がる可能性がある。

半面、買い圧力が弱まれば1.37ドル近辺まで押し戻される余地もある。1.37ドルは従来の下降チャネル上限と重なる水準で、ここを下回ると再びチャネル内に戻る可能性がある。

方向性指数(DMI)も、現時点では売り優勢を示している。プラス方向指標(+DI)は15.13まで上昇し、買い側が一部で主導権を取り戻す動きもうかがえるが、マイナス方向指標(-DI)は31.46となお高い。平均方向指数(ADX)は41.11で、トレンドの強さを示した。

もっとも、-DIとADXはいずれも低下しており、下押し圧力は徐々に和らいでいるとも読める。短期的な焦点は1.37ドルを維持できるかどうかだ。反発基調を保つには同水準を守ることに加え、+DIが-DIを明確に上回るだけの買いの強さが必要になる。スマートマネーの弱気シグナルが続く限り、今回の反発はなお確認局面にあるとみられる。

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