Shiba Inu(SHIB)は10月初旬の急落後、0.00000541ドル前後で推移している。直近24時間では取引所から約273億SHIBの純流出が確認され、足元では売り圧力の後退を示す兆しも出ている。反発局面に移れるかどうかは、0.00000560ドルを回復できるかが焦点となる。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが11日に報じた。SHIBは9月末に付けた0.00000626ドルの高値から大きく下落したが、取引所への流入を上回る流出が続いており、投資家が売り急いでいない可能性を示している。
テクニカル面では、SHIBは長期移動平均線が位置する0.00000560ドルを下回って推移している。この水準は、相場の方向感を見極めるうえで重要な節目だ。これまで0.00000550~0.00000560ドルでは複数回にわたり上値を抑えられており、短期的な下値支持線は0.00000530ドルとされる。
直近の値動きでも、この支持線は維持された。ただ、10月6日には0.00000510ドルまで下落しており、この水準が次の支持線として意識される。さらにその下では、0.00000500ドルも節目となる。
オンチェーンデータは強弱まちまちだ。直近24時間のSHIBは、取引所への流入を上回る約273億枚の純流出を記録し、取引所残高も小幅に減少した。一方で、7日平均の取引所流入量は1日で約13%増えており、一部投資家の売りはなお続いていることがうかがえる。
今後、商いを伴って0.00000560ドルを終値で上抜ければ、買い優勢に転じる可能性がある。その場合の上値目標は0.00000580ドル、次いで0.00000600ドルだ。取引所からの純流出が続けば、こうした上昇シナリオを支える要因となりうる。逆に、0.00000510ドルを終値で割り込めば反転期待は後退し、次の支持帯として夏場の安値圏である0.00000470~0.00000450ドルが意識される。
取引所フローは、暗号資産が取引所に流入した量と、外部ウォレットなどへ流出した量を追う指標だ。一般に、取引所への流入増は売却圧力の高まり、取引所外への流出増は長期保有志向の強まりを示す材料とされる。
直近24時間では、取引所への流入が約1338億SHIB、流出が約1611億SHIBとなり、差し引きで約273億SHIBの純流出となった。市場では、取引所に残る売却可能な供給が減っていることを示す、緩やかな強気シグナルと受け止められている。
過去7日間でも同様の傾向がみられる。取引所が保有するSHIB総量を示す取引所残高は、この1週間おおむね減少基調で推移した。ドル建ての保有価値は1日で約1.5%減少し、4億7150万ドル(約707億円)となっている。取引所残高の減少は、短期的に売りに回りうる供給の減少を意味し、中長期的には価格の下支え要因となる可能性がある。