写真=GitHub

GitHubが、AIエージェントの普及に伴って急増するトラフィックへの対応に向け、Gitリポジトリの内部構造を抜本的に見直す。英The Registerが9日(現地時間)に報じた。

新たな構造では、内部テストで書き込み性能が35倍に向上したという。GitHubは、開発者の作業フローやコードレビュー、セキュリティ設定は変えず、内部構造のみを刷新する方針だ。移行時期は明らかにしていない。

背景には、ユーザーがAIエージェントにコーディングを担わせるケースの拡大がある。これに伴い、GitHubに流入するトラフィックも急増した。2025年9月から2026年8月にかけて、月間イベント数は2182億件から4733億件へ拡大し、2倍超となった。

9月のコミット数は73億8000万件で、前年同月の5倍に達した。負荷増に伴ってサービス障害も相次ぎ、4月には性能低下を伴う障害が10件、5月には9件発生した。

既存のリポジトリ構造「Spokes」は、リポジトリ全体のコピーを複数のディスクに分散保存する仕組みだ。新たなデータを書き込むたび、複数のコピーで保存完了を確認する必要があるため、安定性は高い一方で、最も遅いコピーの完了待ちが処理のボトルネックになっていた。

新構造では、データをAzure Blob Storageに1回だけ書き込む。複製とバックアップはAzure Blob Storage側で処理し、読み取りリクエストは別系統の軽量なサーバが担う。データ圧縮や不要データの整理といった運用処理は、バックグラウンドで個別に実行する。

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